WZR-900DHP #
検討 #
用途 #
- iPhone USBテザリングをLANのGatewayとして使う
条件 #
USB #
- iPhone USBテザリングを使いたいので
省スペース #
- 設置スペースが狭いので
静音 #
- 自宅に設置するので
安価 #
- 予算が少ないので
省電力 #
- 自宅に設置するので
OpenWrtサポート #
- 日本語情報があり、導入が簡単な機種
候補 #
Buffalo WZR-HP-AG300H #
- 日本語情報が多い
- USB2.0
Buffalo WZR-900DHP #
- 日本語情報がある
- USB3.0
Buffalo WXR-2533DHP #
- 日本語情報がある
- USB3.0
結果 #
Buffalo WZR-900DHP #
スペックだけ見るとWXR-2533DHPが良かったがデカすぎた。
USB3.0が欲しかったのでWZR-900DHP。
- Broadcom BCM47081A0 800MHz 1Core
- Flash 128MB
- RAM 256MB
- USB 3.0 Type-A
- 196×185×28 mm
- 880円
設定 #
オリジナルFirmのBackup #
オリジナルのFirmは配布されていないのでBackupが無いとOpenWrtをインストールした後に元に戻せなくなります。
「http://bufpy:otdpopypassword@192.168.11.1/cgi-bin/cgi?req=frm&frm=py-db/55debug.html」をブラウザで開きます。
「telnetd」を起動します。
WZR-900DHPにUSBメモリーを刺してtelnetで接続してBackupを取得します。
telnet 192.168.11.1
cd /mnt/usb0_0
cat /proc/mtd > ./proc_mtd.txt
dd if=/dev/mtdblock/0 of=./mtdblock0.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/1 of=./mtdblock1.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/2 of=./mtdblock2.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/3 of=./mtdblock3.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/4 of=./mtdblock4.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/5 of=./mtdblock5.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/6 of=./mtdblock6.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/7 of=./mtdblock7.dd bs=1
dd if=/dev/mtdblock/8 of=./mtdblock8.dd bs=1
cat mtdblock2.dd mtdblock3.dd > wzr900dhp_cfe.trx
nvram set boot_wait=on
nvram set wait_time=30
nvram commit
OpenWrtのインストール #
OpenWrtをDownloadします。
curl -OL https://downloads.openwrt.org/snapshots/targets/bcm53xx/generic/openwrt-bcm53xx-generic-buffalo_wzr-900dhp-squashfs.trx
作業端末のIPを192.168.1.2/24にします。
コンソールを開いて192.168.1.1にpingを送信します。
WZR-900DHPを再起動します。
pingにttl=100の応答が来たらOpenWrtをInstallします。
ttl=100の応答は先ほど設定した「nvram set wait_time=30」の秒数で終わるので、応答中に下記を実施します。
curl -F "name=@/mnt/d/develop/workspace/wzr900dhp/openwrt-bcm53xx-generic-buffalo_wzr-900dhp-squashfs.trx" http://192.168.1.1/f2.htm
curl http://192.168.1.1/do.htm?cmd=nvram+erase
「Upload completed」が返ってくればInstall成功です。
pingにttl=64の応答が来るとOpenWrtの起動も完了です。
OpenWrtの設定 #
WEB画面とドライバーをインストールします。
ssh root@192.168.1.1
opkg update
opkg install luci luci-ssl luci-i18n-base-ja kmod-usb-net-ipheth usbmuxd usbutils
/etc/init.d/uhttpd restart
exit
OpenWrtのWEB設定画面を開きます。
- システム>管理>ルーターパスワード - パスワードを設定
- システム>管理>SSHアクセス - インターフェースをlanに限定
- システム>管理>HTTP(S)アクセス - HTTPSリダイレクトの設定
- システム>管理>HTTP(S)アクセス - HTTPSリダイレクトの設定
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース - iPhoneとiPhone6を作成
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>iPhone>一般設定 - DHCPクライアント
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>iPhone>ファイアウォール設定 - wan
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>iPhone6>一般設定 - DHCPv6クライアント
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>iPhone6>ファイアウォール設定 - wan
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>iPhone6>DHCPサーバー>IPv6設定 - リレーモード
- ネットワーク>インターフェース>インターフェース>lan>DHCPサーバー>IPv6設定 - リレーモード
- ネットワーク>ファイアウォール>一般設定 - ハードウェア フローオフロード
- ネットワーク>ファイアウォール>ポートフォワーディング - dmz追加
- ネットワーク>ファイアウォール>ポートフォワーディング>dmz - ルール設定
オリジナルFirmへ戻す時 #
PCでコンソールを開いて192.168.1.1へpingを送信します。
WZR-900DHPのAOSSボタンを押しながら電源をOFFにしてONにします。
pingにttl=100の応答が来たら下記のコマンドを実行します。
curl http://192.168.1.1/do.htm?cmd=nvram+set+boot_wait=on; curl http://192.168.1.1/do.htm?cmd=nvram+set+wait_time=30; curl http://192.168.1.1/do.htm?cmd=nvram+commit
WZR-900DHPの電源をOFFにしてONにします。
pingにttl=100の応答が来たら下記のコマンドを実行します。
curl -F "name=@/mnt/d/develop/workspace/wzr900dhp/original_firm/wzr900dhp_cfe.trx" http://192.168.1.1/f2.htm
curl http://192.168.1.1/do.htm?cmd=nvram+erase
「Upload completed」が返ってくれば成功です。
pingにttl=64の応答が来ると完了です。